消える日The day to disappear
その6 The 6

「おまわりさん」
君、気をつけて帰りなさい。
 
   
   
   
 「おまわりさん」
こんにちは、マダム。一つたずねたいのだが、さっき通報があって
このあたりでひったくりがあったというが見なかったか?
 
   
 「マダムガガ」
知らないよ!!
 
   
   
   
 「おまわりさん」
どうしたんだろう?なんだか怒っているよな、
「同僚のおまわりさん」
なんだかな、どうなっているんだ。
 
   
 「おまわりさん」
とりあえず、ひったくりは誤報だったようだが、なんであのマダムは怒っているのか
さっぱりとわからんなぁ、それに、なんとなくこんなことがあったような気がしないか?
 
   
 「同僚のおまわりさん」
うん、?そういえば・・・・
 
   
 「昨年のこと・・・・」
おい婆さん、そのこをいつ産んだんだ?
「パル婆さん」
え?
 
   
 「パル婆さん」
なんだよ、どこでいつ産もうとわたしの勝手じゃないか!
よけいな干渉をしないでおくれ、
 
   
 「おまわりさん」
そうだよ、そんなことがあったよな、
 
   
 「同僚のおまわりさん」
やはりな、あったよな、
「おまわりさん」
そういえば、あのときの子供!?
さっきの浮浪児でないか?
 
   
 「おまわりさん」
どうも、あの浮浪児は俺達には災難な子供かもな、
「同僚のおまわりさん」
そうだな、どうもあの顔はどこかで見たきがしてたんだ・・・・
こんど、見かけてもかかわらないようにしょう。
「おまわりさん」
そうだな。
 
   
 消える日、終わりThe day, the end to disappear
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