夜道 |
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友達の家で遊んでいたらもう、夕暮れ、早いわ、 |
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おや、この道は近道のはず、 |
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もう日が沈みそうだから、近道で帰りを 急ごう。 |
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あれえ、もう暗くなってしまった!それにこんなところにお墓があったの? 怖い・・・・・ |
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早く通り抜けたいのだけれども、なぜか足が重いよ・・・ |
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「 幽霊さん」 こんばんわ、お嬢さんお困りですか?
「加奈ちゃん」 イー! |
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「加奈ちゃん」
キャー! 「幽霊さん」 エー!そんな! やめて |
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キャー 「お梅ちゃん」
あの声はなに? |
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「幽霊さん」 もう失礼なんだから、
「加奈ちゃん」
わっわっ、もうだめ、足が動かない、どうしよう、 |
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「お梅ちゃん」 どうしたの? 「幽霊さん」 ちょっとひどいのよ、この子ときたら、挨拶しただけなのに驚いて これなのよ、もーまいってしまう。
「お梅ちゃん」 そうなの、あなたのことこのお姉さんは見えたのね。 |
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「幽霊さん」 もう、わたし知らない!あなたこの子のこと後はよろしくね、ちなみにこの子は 迷っている見たいよ。
「お梅ちゃん」 はい、任せてね、
「幽霊さん」 バイバイ |
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「お梅ちゃん」 お姉さん、落ち着いて
「加奈ちゃん」 そうだ、とにかく落ち着け香奈、
「お梅ちゃん」 そう、そうよ、
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「加奈ちゃん」 さて、このあとはどうしょう?
「お梅ちゃん」 落ち着いて、恐怖に落ちたときは信じる神仏などの神聖な世界を見るの、
「香奈ちゃん」 そうだ、こういつときはお経をとなえるといいのだっけ?でも、 お経なんて知らない、だめだこりゃ
「お梅ちゃん」 お経でなくてもいいの、心で神仏を思い念じるの、そうすると恐怖の境地から 神仏に近づき、恐怖がなくなるの |
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「加奈ちゃん」 そうだ、仏様を思うと救われるかも、
「お梅ちゃん」 そうそう、 |
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「 加奈ちゃん」 お釈迦様、キリスト様、お釈迦様、キリスト様、氏神様・・・・・・ |
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「加奈ちゃん」 なんか、恐怖が薄らいだ気がする・・・・
「お梅ちゃん」 よかったね、 |
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加奈ー! |
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加奈ちゃん」 あれは、お父さん? |
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「加奈ちゃん」 お父さん、お母さん、! 「お父さん」
加奈、おそいのでお母さんと迎えに来たよ、 「お母さん」
加奈、おそかったね心配したわよ、、 |
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「加奈ちゃん」 御免なさい、心配かけて、 「お母さん」 それにしても、怖がりの香奈がよく一人でここまで来たね?
「加奈ちゃん」 うん、頑張ったもの、・・・ |
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でも、よく考えると不思議なほどね、いつも臆病なわたしが こんなに頑張れたなんて・・・ |
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そういえば、ついさっきまで誰かに手を握ってもらっていた ような感じがあったような?・・・ |
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そんなことないよね、気のせいよね、 |
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でも、万が一誰か、精霊に導かれて無事にここまで きたこともあるのかも、? そんなときのために、一応念のためにお礼を言っておこう! 誰かしらないけれども、ありかとうね |
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バイバイ |
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